節分(せつぶん)

節分の由来をシンプルに簡単に考える

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節分に豆をまく事は、日本中どこでも行う恒例行事ではないかと思います。ですが、その由来やなぜ流行したのか。という事については全く触れないと思います。実際、このような日本古来の催し物(もよおしもの)の文化は、どんどん忘れられ、「いつしか伝記でしか見た事のないものになっていくのだろう。」と、最近思い始めてきました。

日本は気候の変動によってお祝い事、記念日を設けてきました。その記念日が決まった由来を、今回はご紹介していこうと思います。

①節分は季節を分ける節目の日

節分を簡単に紹介すると、節(季節)を分けると言われているために、節分と呼ばれているようです。旧暦ではこの日から実質、春の季節になると言われ続けてきました。

長く厳しい冬を乗り越え、やっと訪れた季節、一年の始まりとしていた昔の人は、この日をもっとも尊(とうと/たっと)んだ日として、過ごしてきたようです。

冬から春に移る事によって、より人々の中では喜びの季節となっていた事でしょう。

②節分で豆をまく由来

旧暦では、節分は今の大晦日(おおみそか)に該当するものでした。昔の人々の間では一年の終わりの冬と、春になる季節の分かれ目に、一番邪気が入りやすくなるといった言い伝えがあり、考えられてきました。その邪気を祓(はら)うために、豆をまいていたと言われています。

この豆をまいて邪気を祓うという習慣は昔、中国で行われていました。

日本では奈良時代に伝わり、節分の日に豆をまいて、邪気を払うといった行為を習慣にするようになりました。

そして邪気を鬼に例え、鬼の面をかぶる事も、実は中国から伝わった事になっており、その鬼を退治するという事によって、家の中にある邪気を追い払うといった行為が生まれました。

③家庭内で節分を教える

2月3日に節分で、豆まきを行う事は、誰もが知っている事であると思いますが、子供にその理由を簡単に説明する事は難しいですよね。

「なぜ豆をまく習慣があるのか」と聞かれた時に、答えられない親は多いと思います。こういう時は、簡単に説明してあげる必要があります。

・子供が「なぜ豆をまくのか」と聞いてきた時の答え、その事例「良い人になるため」
子ども自身の中にある悪い「鬼」を追い払う事によって、自分自身の性格を良い方向に向けさせる。「鬼」は子供のうちにある「弱さ」を象徴している。

それを追い払う事によって、自分が良い人になり、自身の健康とさらなる成長を期待する。簡単に「鬼をやっつけ、福を呼び込む」といった方が良いでしょう。

一年の分かれ目でもあった節分は、豆をまいて鬼(悪いもの)を追い払う。一年の新しい始めとなる春を迎える前に、冬のうちに”たまった邪気”を追い払うといった意味を持ちます。

ちょっとしたコラムですが、豆をまくタイミングは、節分の前日の夜から朝の間に行うとより良いとされています。昔の人は冬から春に向かう夜に、一番邪気が入り込むと言っていたそうです。

最後に

節分に豆をまくといった行為、節分の由来には所説あるようですが、共通の意味としては、やはり新しい季節(年)を迎える。

そのような意味合いをもち、昔の人はその時期を大切にしてきました。現代の私達も、そのような季節行事をあらためて認識する事によって、一年をもっと良い日に出来るのではないかと思います。

今回はここまでです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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